カンバン手法は、アジャイル方法論の特定のタイプに属する手法であり、タスクや作業項目を視覚的に管理し作業の流れを最適化する手法を指します。トヨタ自動車発祥の生産管理方式であり、JIT(Just In Time)方式とも呼ばれます。
カンバン手法の特徴
作業項目をカンバンボードに表示し、誰が何を行っているかを一目でわかるようにします。ボードには
・To Do
・In Progress
・Done
などのステージが含まれます。
上記ステージをスムーズに流れるように管理し、効率的なプロセスを維持します。
メリット・デメリット
メリット
・チーム全体が作業の進捗状況をリアルタイムで把握できるため、コミュニケーションが円滑になる
・WIP制限(進行数のタスク数を制限すること)の設定により、作業が滞っている箇所を迅速に特定することができる
デメリット
・従来のプロジェクト管理方法からの移行の際、時間と労力を要する
・WIP制限の設定が難しい