請負契約

請負契約とは、業務を外部に発注する際の業務委託契約のひとつで、発注者から発注された業務を請負人が完成することを約束する契約のことです。

請負契約は、ソフトウエア開発やシステム開発、ホームページ制作などの他、建築工事などの際に用いられます。

請負契約は契約の内容が明確であることが大前提

請負契約で締結した業務の内容は、「請負契約書」に明記されます。口頭でも契約は成立しますが、契約したことを証する文書として「請負契約書」に双方押印することで請負契約を締結することが一般的です。

請負契約書では、請負契約の大前提である請け負う業務の内容を明確に記述します。

請負契約を締結後、請負契約書に記載のない業務の業務を依頼するケースなど度々見られますが、請負契約書に記載のない業務の業務は契約範疇外となり、別途、請負契約が必要となります。

請負契約とSES契約の違い

請負契約は、前述しました通り、業務の内容は、「請負契約書」に明記します。明記されていない追加で発生する業務などは別途請負契約を締結しなければなりません。その為、追加で委託する業務が発生することが事前に予想される場合やアジャイル開発のような明確な業務の内容を定めることが難しいようなシステム開発の場合は、SES契約(準委任契約)で業務委託契約を締結します。